5日目 “苦労の果て見るフランスの美しい村”
ホテルで全回復の坂井良多。
幸いにも130㎞漕いでも翌日に肉体的疲労はそこまで残らないようだ。
本日最初の目的地はCollonge la Rouge
フランスの最も美しい村発祥の地で、この旅の醍醐味の1つである。
ホテルから25㎞程。
ちょちょいのちょいかと思ってた矢先。
すぐにとてつもない登り坂が待っていた。
この辺でもう悟った。
自転車の旅はどの道も険しい。
※気付くのが遅いと思われがちだか、やっと気付いた。
にしても、これは道やないでしょ。
Googleさん。あなた程の世界的企業でもまだまだ改善が必要です。切実に。
慣れてきた1人山登り。
県道162号線に交わった時の感動。
しかし、こればかりは何回やっても慣れずに感動を覚えると思う。
それほど辛い。
県道に入ってもアップダウンは続き、
2時間かけて25㎞を完走。
街に着いた瞬間にその景色に圧倒された。
それまでの疲れなんて吹き飛んだ。
なんやこの綺麗な風景。
フランスの田舎は綺麗と言うけれど、
見たことのない景色。
※自転車で苦労したからこそ過大になってるかもしれないが
写真で伝えられるだけの魅力をどうぞ
この街の人によると、元々は人口100人程の村だった。フランスの最も美しい村協会を設立し人口は400人程まで増え、安定的な観光収入を得られるようになったとの事。
日本からのツアー客も多いが、他の観光客と比較して日本人はツアー時間に縛られ、せかせかとこの村を後にしていくらしい。
村は小さいものの、ゆっくりとこの田舎町の良さを堪能してほしいところである。
(と言いつつ僕も2時間程で去る結果になったが。。)
幸せな時間は一瞬で過ぎ、知り合った人達ともお別れ。
森はもう走りたくないと、現地の人に道を入念に聞き込み。
どうやらロカマドールまでの道のりはそう難しくなさそう。
教えてもらった通りの道を行き、下り坂メインでとても気持ち良いサイクリング。
ドルドーニュ川を渡り、Floiracで一休み。
あ藤の花がまた似合う風景
さて、本日の難関はこれから。
ここばかりはどう避けても通れない山登り。
県道43号線沿いに進むと岩肌が正面に見え、
こいつを超えるのかと思うと恐怖だった。
1時間程コンクリの道を進んだ後、出ました。
マウンテンバイクちゃう俺のチャリは。
これまでとの違いは、赤土&岩
レッドブルの動画で見る
“マウンテンバイク”で “荷物なしの人”が通るべき道。
動画を撮ってるのだがここへの掲載方法が分からず残念。
その後もアップダウンはしばらく続いたが、
気付けばチーズ農園の看板が増えてきた。
(ロカマドールチーズ(ヤギ)が有名で、そこら中にヤギが放し飼い。)
ヤギ1匹盗んでも絶対ばれん。
最後の力を振り絞り、20㎞弱の山登りを2時間超かけて完走。
が、ここで問題発生。
泊まるはずだったcouchsurfingの人から、日付を間違えていて今日は止められないとの事。
急に降りかかってきた宿無し問題。
この辺のホテルは高くて無理。
街にいた人に泊めれてくれと聞いてみるが断られ、、
聞き込みを続けようとしていたら、ある女性の人が話を聞きつけ来てくれた。
“教会の脇に安く泊まれるところがある”と言う。
行き方を聞き、向かってみるが無人。
本気で途方に暮れていたところ、
教会周りの見回りをしていたシスターの方々に遭遇。
事情を話すと、一個紹介できる宿泊先があると言って場所を教えてくれた。
信じるしかなく急いで向かいチャイムを鳴らす。
優しそうなおじいちゃんが笑顔で迎えてくれた。
心底ホッとした。夕飯も食べさせてくれた。
どうやらここはGites(民宿)みたい
とてもアットホームでさっきまでずっと語り合っていた。
疲労困憊。
明日は1日オフなのでゆっくりしよう。
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