“旅の総集編”
自転車での移動距離:約1400km
訪れた街の数:35箇所
たこ焼き作った人:37人
使ったお金 : 932.40€ (交通費、宿泊費含)
事故:0回
出会った人:数えきれない
出会ってくれた人、応援してくれた人、本当にありがとう。
影でずっと愚痴を聞きつつ支えてくれた彼女へありがとう。
そして、丈夫な身体に産んでくれた両親へ最大の感謝。ありがとう。
これを書いている今でさえ感情的になってうるっとくる。
それだけ僕の人生において大きな冒険であり挑戦であったし、
乗り越えてやりきった今、今までに感じたことのない達成感を抱いている。
これまで僕の生き方は、
大胆な決断を下し少し目立ち気味であったので、周りから行動力があると言われ続けてきた。
しかし、その行動の後に達成するまで努力をすることが苦手であった。
今回も思いつきと勢いで出発することになった自転車旅。
しかし”やりきる”という目標を僕なりに掲げて挑戦したのは事実。
”少しでも今後の自信になればと。”
そう思って必死こいて漕いだ。
いろんな人に会った。
そして人を笑顔にできた。
たった1ヶ月という短い期間ではあるものの、
”満足のいくほどやり切れた。”
そう僕は今自信を持って言える。
なので今までにない充実感があるのだと思う。
幾度も苦しい道のりを孤独と戦いながら経験し、人生について学べたことが大きく3つある。
■苦しさの先には必ず喜びが待っている
旅の最中、泣きたいほどの上り坂や険しい道のりに遭遇した。
思い返せば大半がキツい道のりだったかもしれない。
しかし、
いつまでも登り続ける坂道なんて存在しない。いつかは下る時が来る。
確かに下る時の時間は短い。
でも登る時の苦労が大きい程、下る時は叫びたくなる程気持ちがいい。
人生も同じだ。人は苦しい時の方が割合多く感じてしまう。
快楽の時間の方が短い。それが当たり前。
でも”その時間が尊いからこそより楽しく感じる”のだろうし、そのために頑張る理由がある。
■目の前の壁と必死に闘っていると、いつしか振り返った時には思った以上に進んでいる
自転車を漕いでいて、どれくらい進んだかなんてその都度気にしていると全然進んでないように感じる。
しかし、無心になって目の前の道を進んでいると、時間と距離はあっと言う間に過ぎている。
そして気が付いた時に後ろを振り向けば、こんなに登って(進んで)きたんだ。
と初めて実感できる。
※景色の関係で後ろを振り返っても道のりが見えないことがある。
それがまた人生に描写されている。
目の前のことに没頭し、ふとした瞬間に実感を得られる。
■フラットな道のりは飽きる
安定した道のりは最初は楽しいが、ある程度の段階で飽きがくる。
慣れた状態で見る景色は、苦労を経て見る景色に比べ何か物足りない。
※時に綺麗な景色を見落としていることだってある。
道のりの選択は自由。
僕は山あり谷ありだからこそトータルとして楽しい。
ただしフラットな状態があるからこそ、俯瞰した目で苦難の大事さに気付けるのも事実。
息抜きとしての時間は大切だが、フラットばかりに居続けてはつまらない。
自転車旅を経て人生を見つめ直せるとは思ってもいなかった。
徒歩であったらまた違う感じ方をしたのであろうか。
しかし、自動車やバイクなどを使っていたら絶対に気付けなかったであろう。
人間の身一つで挑戦できたことに誇りを持ち、また挑戦できたことに感謝をし、
この教訓をこれからの人生の糧として頑張っていきたい。
最後に重ねてにはなるが、
この旅に少しでも関係してくれた方々へ、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。
本当にありがとう。
坂井のクレイジーな冒険はまだまだ続きます。
まずはFoodTruckの開業に向けて新しいスタートを切るので、
こんなアホな僕ですがこれからも温かく見守ってくれれば幸いです。
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