Ruban Bleu の Rio
7月の月間ビュー数が1000を超えていた。
友人に公開したとは言え、このブログを見てくれている人がいると思うと嬉しいし、また頑張っていこうという励みになる。
そんな最近の僕はというとひたすら働いている。
怪我から復帰した後は週6のルーティンを守りせかせかと働く。
今この街での僕のあだ名はRio。
Ryotaでは覚えてもらいずらい事からRioと呼んでくれと言っていたのだが、
この名前が今フランスでピンとくる人が多い。
フランスで大人気の海外ドラマCasa de Papelの人気キャラクターがRio
このドラマの浸透率が本当にすごい。
(肌感でフランス人の6割〜7割くらい見ているのではないか)
スペインのドラマであり日本語での放送もないので日本で見ている人は少ないであろうが、ヨーロッパ圏内の人気はすごい。
アンティーブの街頭広告でもあちらこちらに見えるほど。
なのでお客さんに名前を聞かれてRioと言うと一気に距離が縮まる。
※ブラジルの都市Rio de Janeiroとも被っているので、
ドラマを知らない人でも覚えてもらえやすい。
そんな恵まれたあだ名と日本人という珍しさを武器に、日々色々なお客さんと交流を楽しんでいる。
バカンス地である為このお店にくる人たちの半数くらいは、各ヨーロッパ諸国から2~3週間滞在しにくるお客さん。
短期間ではあるが何度か通ってくれるお客さんや、毎日会いに来てくれるお客さんもできた。
足を運んでくれるのには他にも要因はあると思うが、
”Rioがサービスしてくれるから来てるんだ”と言ってくれることは本当に嬉しい。
そんな中先日めちゃくちゃ嬉しい出来事があった。
トリップアドバイザーでお店のレビュー欄に僕の名指しでコメントを頂いた。
“日本人の若者Ryotaが良いサービスをしてくれた。”とのこと
実はこの日8/1は、Ruban Bleu があるJuan les Pinsでは花火大会が予定されていた。
決められたコース料理限定で花火を目当てに予約でいっぱい。
しかし花火打ち上げ予定時間を過ぎた頃
突然のアナウンスに会場、いや街全体が冷めきった。
”機械トラブルにより花火大会は中止です。”
最初はよくあるフランス流のジョークかと誰もが疑っていたが、
5分10分と経ち、これがジョークではないことを皆が実感。
最悪の空気だった。
スタッフも場を落ち着かせることに必死。
返金してくれないのかというお客さんも出てきたが、そんな訳にはいかない。
慣れない英語でトラブル対応していたがうまく笑わせられないので、
とりあえずデザートに花火(誕生日の時に乗せるやつ)を乗っけ持って行ってみた。
これが大ウケ。
それからはもう各テーブルに行き、あなた誕生日でしたよね!
強引に全テーブルの人を誕生日にし、あのテーブルも誕生日らしいんで花火持っていきます!
パトロンの目なんて気にせず、デザートに花火を刺しまくって担当していた8テーブルを駆け回った。
テーブルに笑顔が戻り、シャンパンの注文が入り、ショットの注文が入り、、
店のスピーカーの音量を上げ、深夜1時過ぎまで踊って楽しんでくれた。
最悪の夜になりかねなかった日を乗り越え翌日店に出勤すると、先ほどのトリップアドバイザーに名指しで書かれたコメントが店で話題になっていた。
冷静に装ったが心の中ではめちゃくちゃ嬉しかった。
サービスを提供する側として、人を見てお店に高評価を出してくれるなんて一番の幸せではないか。
これがあるからサービス業をしていて楽しい。
日々Rioと呼んでもらえることが嬉しい。
自分が笑顔で仕事ができるからこそ人を笑顔にできる。
当然お店があっての僕ではあるが、
ただ従業員の一人ではなく、Ruban BleuのRioであれるようもっと頑張ろう。
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