23日目 “Googleの馬鹿やろう”
昨日は最終的にLa Seyne-sur-MerでCouchsurfingが見つかり、
Mathildeの家に泊まらせてくれることになり一件落着。
23時ごろで良ければ受け入れてくれるとのことだったので、
バロンタンの時間が許す限りToulonで時間つぶし。
暴風の中トゥーロン駅まで向かったのだがものすごい風。
バロンタンの電車待ちの間、駅前のカフェに落ち着いたのだが、カフェラテのクリーム(上の部分)が風で飛んでいく仕舞い。
※タバコを吸いたい僕たちはあの風にも負けずテラスに座った
バロンタンと別れを告げ、駅構内の風のない場所で時間つぶし。
夕食(もちろんケバブ)を済ませ22時ごろLa Seyne-sur-Merを目指しToulonを出発。
方角的に7km程戻る感じにはなったが、寝泊まりできるだけで十分。
海岸線のフラットな道を行く。
サイクリングロードがしっかりと整備されていた。
がしかし、本当に進まない。
常に向かい風で、一歩進んで二歩下がる的な。
時には横から吹き付ける風に体ごと持っていかれる。
休息日にしてよかったと切実に思った。
雨がまた降り始めた中、La Seyne-sur-Merで少し待ったが無事Mathildeの家へ。
学生寮的な場所で、今空いている部屋があるのでそこを使っていいよとのこと。
夜も遅くバカンス帰りで疲れていたみたいなので、あまり交流はできなかったものの、避難民を受け入れてくれる温かさ。
助かりました。ありがとう。
目覚めた朝。
小雨が降っているものの、風はほぼ落ち着いた。
本日向かうのは79km先Saint-Tropez。
チェーントラブルもあり11時を超えてしまった。
まずは26km先Hyèresを目指す。
昨日通った道を逆走しToulonを通過。
県道29号線か559号線どちらも変わらぬ距離と高低差。
2つ選択肢があったが前者を取ることに。
(このグダグダな天気なので、景色は楽しめないしどちらでもよかった。)
音楽なし、景色なし、覇気なし。
誰か雨の日の楽しみ方を教えて欲しい。
ただひたすら前進することだけを考えてペダルを漕ぐ。
Hyèresの手前になってきた頃、また雨風が強まり出した。
ずぶ濡れになり、投げ出したい気持ちになったが空腹が上回った。
やっとの思いで着いたイエール。
思ったより物価が高い。
自転車が見張れて財布にも優しめなお店を発見。
あいにくの天気によりお店には僕一人。
ずぶ濡れの姿と自転車の荷物に気付いてくれ、とても温かく接してくれた。
閉店間際で店員さんも一緒に賄いを食べ、談笑しながら良きランチタイム。
エネルギーチャージ完了。
こうして人と出会えると再度力がみなぎってくる。
サントロペを目指し再出発。
お店の人の助言に従い県道98号線へ。
雨も上がり順調に進む。
途中交通量が多く危なっかしい道もあったが、比較的フラットで”舗装された道”を行く
”舗装された道”
これが一番大事。
1時間ほど進んだであろうか。
この先に待っている山登りの前に一旦休憩。
気合いを入れ直しレッツゴー。
自転車用のナビを見つつも無視して、僕が選んだ98号線をいく。
今日ここまでもそうしてきた。
そして始まった山登り。
自転車ナビは98号線から外れ、脇道を行けと言うのだが俄然無視。
僕は知っている。
山中の脇道なんて絶対に”道無き道”
ナビを無視し続け進むこと500m、1km、1.5km...
ナビがうるさい。
※通常であれば数百メートル進んだらナビも諦めて新しい道を提示してくる。
今回で言えば98号線の道に変わるはず。
今回は何かとしつこい。
”Uターンして戻れ”の連続。
ナビ自体を切断し98号線を進もうと思っていたが、少し不安になる。
ここまでナビがしつこいとは流石に何か理由があるのかもしれない。
・Uターンし分岐点まで戻り脇道を行くのか。
・それとも己を信じ続け98号線を行くのか。
葛藤の末、Googleさんを信用してみることに。
分岐点(写真赤い丸)まで戻り、Chemin des Orchidées(脇道)へ。
嫌な予感しかない道を進む。
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