白紙撤回


フランスから帰国しちょうど1ヶ月。

Food Truck開業の道が白紙に戻った。





自分でもまさかこのような形で夢が途絶えるとは思ってもいなかった。

理由はパートナーであるVanとの連絡が途絶えたから。





これまでの経緯をざっくり話すと、


4月の自転車旅で出会い、運命的な出会いを感じた僕は彼についていくことを即座に決意。

すぐさま南仏アンティーブに生活の地を移した。



彼は僕より二回りほど年上。

でもフランスのお国柄、歳なんて関係なく友達として仲良くやっていた。


休みの日に彼の家に遊びに行き、BBQしたり海行ったりキノコ狩りしたり。

なんて言ったてよく料理を共にした。

それが出会いのきっかけになった共通の趣味だったから。





今後のことに関しては、

ワーホリが終わればビザ申請(就労ビザ)を進め、

来春(2020年)くらいを目処にFood truck事業を開始させたい。




そんなビジョンを共有していた。





帰国前にはフランスの味を忘れるなということで

ラクレットを一緒にし再会を楽しみにしながら一旦のお別れをした。







それから1ヶ月、全くの音信不通。

日本帰国直後から連絡が繋がらない。





僕もなんで途絶えたかの理由は分からない。

分からないだけあって理解に苦しんだ。




本当に彼の人間性に惹かれついていったから。




正直周りからは、”本当に信用なるのかそいつ”

と言われることの方が多かったが、僕は周りを無視し彼を信用していた。




僕は直感的に生きる人間。

人間関係にはこれまで恵まれてきたおかげもあり、

人との出会いは僕にとって運命的なもので、人の判断は全て直感でしかなかった。




お金絡みで逃げられることや裏切られることはあったが、今回はお金が問題でもない。




何か問題あったなら純粋に言ってほしかった。

僕がダメだったのか、めんどくさくなったのか、なんでも良い。




正直僕が抱いた感情は、

別に事業ができないことのショックではない。

彼を責めることでもない。





ただ自分が分からなくなった。




彼にとって何が足りなかったのか。


僕はどうしたらよかったのか。




ただその答えを聞けず、答えを探すヒントもなく、

連絡がつかなくなるという終わり方だけは流石に寂しすぎた。



彼の人間性と経営者としてのカリスマ性に心から惹かれていたからこそ。











とは言え、これを書いている今はもう前を向いて進もうとしている。



Food Truckの開業は一旦遠退いたが、僕が今いるべき場所はやはりフランス。

日本は母国であり落ち着く。両親とゆっくり過ごす時間も尊い。

 


が、僕はやはり大好きなフランスにこだわる。 



僕が日本人としてのアイデンティティを持ちフランスで生活することは、自分らしく精神的にも充実し、さらには僕の価値を一番磨いてくれるんだと思っている。






もしかしたら今回の出来事は、何か考えるきっかけを与えてくれているのかもしれない。



Food Truck事業なんて時期早々だったのかもしれない。






フランスに戻ることができるように新たな生き方と方法を考え、

近いうちに何かしらの良い報告ができるように僕は前進する。


 





A la française

à la française(アラフランセーズ) フランス流に生きる25歳の冒険

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